マラケシュ旧市街(モロッコ王国)
ラバトより南西へ280キロメートル離れたモロッコの中央部、マラケシュ旧市街は位置しており、そのモロッコの中央部を東西に走るアトラス山脈の麓にあるオアシスにつくられた街です。
テンシフト川の南岸に位置する丘陵地帯にあるマラケシュは、「南方産の真珠」と呼ばれてきました。マラケシュは、イスラム王朝ムラービト朝の都として、先住民であるベルベル人によって最初築かれました。このベルベル語で「神の国」を意味するのが「マラケシュ」です。
サハラ砂漠を越えてやってくるラクダの隊商(キャラバン)の重要な中継基地として、マラケシュ旧市街は栄えました。キャラバン一行に持ち込まれた金や象牙、塩や奴隷などによって、地中海世界やアラブ諸国とアフリカを結ぶ交易の中心の商業都市となりました。
北アフリカでも最大の規模を誇るマラケシュは、王宮のほかにも、バイア宮殿、エルバディ宮殿、サアド朝の墳墓群、ベルアベ陵、アグダル庭園なども含まれています。
中でも、『ジャマ・エル・フナ広場』は、アラビア語で「死者たちの集会」という意味を持ち、世界無形遺産にも選ばれています。
もちろん、マラケシュ旧市街も1985年、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。
